行き当たりばったり旅行(東北編)(2002.8.30〜9.1)

8月30日
 午前10時半頃の出発.宿未定,行き先未定.とりあえず,アパートから毎度の国道294号〜408号〜4号で矢板を目指す.途中で建て前上,山形に米沢牛を食べに行くことに決定.宿は着いてから探そうということになった.今回は矢板から高速.途中,那須高原サービスエリアで昼食.売店で山形るるぶを買う.その後ブリティッシュ・ヒルズに来年1月に行くので白河で高速を降り,下見がてらちょっと立ち寄った.貧乏人はつらい.羽鳥湖から会津若松を通り,延々国道121号線で米沢まで行ってしまった.途中で東横インの看板を見つける.ビジネスホテルだけれど今年4月オープンとある.これはお得かもということで今日はそこにお世話になることにする.案の定,朝軽食付き2名で7千円台.駐車場も1日破格の300円.それでもって超綺麗であった.途中「牛」の看板がたくさんあったが,結局,るるぶに載っていた「登起波牛肉店」に行くことにする.米沢牛すき焼き6000円.網焼き7000円なり.宿代と合わせても一人1万円前後.うん.これはやはり賢かった.

8月31日
 ホテルの軽朝食を済ませ,ちょっと南下し,姥湯温泉に行くことにする.以前栗子スキー場の帰りに滑川温泉には行ったことがあったが,姥湯は冬季休業で行けなかった.今回はOK.ナビで最短を検索し向かう.ところが検索された道が途中しばらく未舗装で超揺れた.お腹の中のもう一人は,この揺れでお馬鹿になってしまったかも.結局10時過ぎに着くはずが11時近くになってしまった.
姥湯温泉川湯・姥清水
それにしても孫悟空でも出てきそうな風景.しばし感動.枡形屋旅館までは駐車場から吊り橋を含め500mほどあったが,そのあちこちから湧き水が出ていた.

亀仙人か孫悟空でも出てきそうな風景.幻想的である.
姥清水 姥清水とは別の湧出 中心付近から

旅館のおばさんに一人500円を払い露天風呂へ.妻は(今日は)一番手前の女性専用露天に.私は奥の混浴の方へ,といいたいところだが,5分ほど入浴して,すぐ脇の川の方に消えたのであった.

姥湯.この上にもうひとつ浴槽がある.左の崖の下に気持ちのいい川湯が.右は露天の上にある川湯.行けなかった.
2つある混浴露天の下の方を川の方に降りたところに写真のような湯川が...結局,上の露天風呂にはほんのちょっとしかいず,こちらの川の中でほとんどくつろいでしまった.自然に溶けてしまったような感覚.だったら500円払う必要なかったような気も!?

しばらく川湯に浸かった後,上流にもいいところがありそうだったので一度上に戻り,裸でうろつきながら再び川に降りようとしたところ,「危ないぞ!この辺は鹿が通るのでしょっちゅう落石があるんだ.入らないように!」と旅館の人に注意される始末.格好悪かった.結局その後はこの人が目を光らせていて川に降りることはできず,1時間ぐらいで姥湯はあとにした.さて,次に向かうところは....やはり北.米沢まで戻り(今度は新道.快適!),国道287号を北上し日本一のヤナ場があるという「あゆ茶屋」に向かった.午後1時前には到着し,空になったお腹を鮎で満たした.それにしても鮎の刺身700円は塩焼き450円と比べるとべらぼうに高いと思うのだが.....それはさておき,実は今朝,いろいろ調べていたら月山にはおいしい水があるらしい.せっかくだから行きたいと言ったら,渋々だろうがOKが出た.やった,ついでにリフトで登ってやれ,なんて考えながら更に北に進路をとった.西川から月山まで高速を使いそこから月山スキー場を目指す.
ブナの水
月山を登る途中にある月山湧水群の「ブナの水」.「月山自然水」というブランド名のミネラルウォーターがあるぐらいだから湧出口は他にいっぱいあるのだろうが他は見つからなかった.

水神の水

こちらも月山の途中で見かけた湧水.でも名前がわからない.碑に水神って彫ってあったので水神の水にしておこう.月山湧水群っていうぐらいだからあちこちで湧出があるのだろうが下調べをしていかなかったために全然わからず.大失敗.ある程度計画はするべきだな.


歩かないと無理か?3時40分,月山リフト乗り場に到着.急いで乗り場に行こうとしたら,帰りのリフトは時間が遅く無理という判断....残〜念.写真だけ撮ることにする.
月山

右奥の山が月山1984m.左に湯殿山1504m残念ながら今回は登れないでしまった.午後4:00.時間的にも確かに山を登る車が少ないはずだ.天気は最高だったのに次回にお預け.

さあ,こうなったらここには残念ながら用がない.で,今日は山形市内で1泊しようということになり,中途半端に時間もあったので国道112号でのんびり行くことにする.道の駅「にしかわ」でトイレ休憩.すると突然正面に大噴水が...見るとそれは「月山湖大噴水」と呼ばれるものだった.試験打ち上げではその水の高さ「149m」で世界第2位.平常でも112mに達するそうだ.感動.さらに少し行くと「月山名水館」なるものが左手に現れた.「水」と聞いて止まらないわけには行かず妻を車に置いて立ち寄ることにする.戻ってきた私の左手には「月山の自然水」のペットボトルが握られていた.ついに出発と思いきやその隣に温泉館(名前忘れた)が.どうせ,今晩もビジネスホテル宿泊だからと思い,ここで汗を流していくことにする.あまり特徴のないお湯だったのが少々残念.
 寒河江から山形市に入る.そろそろお腹が減ってきた.またまたるるぶのお出まし.山形で海の幸は邪道とは思ったが「味処旬風」の「いくら丼」を食べようということになる.ナビ検索で向かったがなぜか町から外れ,どんどん住宅街へ.怪しいなあと思っているとまもなくその店は現れた.確かにその店はあったのだが...どうやら酒処らしく宴会が入っていた.行って目的の「いくら丼」と生カキを注文する.カキはうまかった.がメインがなかなか来ない.妻もちょっと待ち疲れたようだ.時計も30分以上経過.どうしようか迷っているとようやく注文したものが来た.待たせ過ぎだとは思ったが,そんなこと言っていられない.とにかく腹が減った.喰おう.マグロがのっているがどうやらトロらしい.うまい.イクラは...うっ,塩っぱい.これはちょっと.別の客も塩っぱかったらしくご飯を足してくれるよう頼んでいた.1300円.安いのか高いのか.疑問.この後市内のホテルα1にチェックイン.2人で朝食なし9千円ちょっと.別に朝食代が2人で1600円.さらに駐車場代.うーむ.昨日と比べるとだいぶ損した気が.......

9月1日
 最終日,今日は蔵王温泉に寄ってその後お釜を見に行こうということになった.それにしても市内から蔵王温泉までって近い.いいところだ.
蔵王温泉大露天風呂

ここでは有名な大露天風呂に入った.ひとり450円.強酸泉とある.服に付いたまま放っておくと服が傷むそうだ.写真撮影禁止ということで写真は入口のみ.男湯には露天が2つ,女湯には露天が3つあるらしい.入口から丸見えであったがその開放感がいい.脇には沢が流れていて適温だった.1時間ほどくつろいだ.そこからすぐお釜に向かった.その途中「樹氷の泉」で水を汲む.
樹氷の水

観光客や地元ナンバーの車が止まり,ひっきりなしに水を汲んでいた

お釜
そのあと蔵王エコーラインで刈田駐車場まで行き,そこからはリフトで上がった.(ホントは歩きたかったのだが.....)妻はちょっと疲れているようだったがリフトならということで一緒に上がることになった.途中から周囲の草木の丈は極端に低くなり,上は名前も知らない高山植物が一体に広がっていた.唯一わかる花「リンドウ」も可憐に咲いていた.

リフトを降りてからはしばらく歩くことに.足下に気をつけながら岩山を行くと突然目の前に現れたのは.....ドキッとする光景だった.直に見るお釜.その大きく開いた火口には濃い緑色の水がたたえられていた.

刈田岳の火山湖.直径360m.深さ25m.強酸性.珪藻類以外の生物は一切生息しない.OLYMPUSE-20

このあと延々国道457号〜4号と乗り継いで帰ってきたが,ちょっと物足りなく,結局途中,高雄温泉に立ち寄ってきた.夜だったのでまわりも暗く,2段目の露天に2人で仲良くおさまってきた.

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