九州に行きたい温泉に行きたい(2000.9)
　この間，とはいってももう６ヶ月も前であるが，日曜の午後，久しぶりに（６，７年ぶりくらいか）近くの図書館に行った．図書館なんてと実は馬鹿にしていたがこれが結構おもしろく，ぐるぐる回ってたら自分の好きそうな野天風呂の本があった．その名も「野湯＆源泉宿の旅」温泉達人会代表　野口悦男書という本であった．自由国民社出版のホントに小さくて２百数十ページの本のくせに定価は１５００円とある．何でこんな本が．．．．と思いながらも手掘り温泉に非常に興味のある私は，次の瞬間には本の貸し出し口の前に立っていた．でも本なんか借りたことのない私は，そこで初めて身分を証明するものがないと貸し出しカードが作れないということを知り恥ずかしい思いをしながら車に免許証を取りに行ったのだった．まあ，そんなことはいいとして北関東に住んでいる私にとって，野湯と言ったら尻焼温泉とか切明温泉ぐらいしか知らず，せいぜい那須の高雄温泉や塩原の不動湯あたりに行くのが関の山，なわけで九州には野天が多いとは知っていてもなかなか行く機会は巡ってこなかった．それでもいつかは山ん城温泉と思いながら今年２０００年ミレニアム３月にとうとうまとまった休みをもらえるに至り，九州行きのチケットを手に入れたのだった．そんな矢先でのこの本の発見である．（なんて大げさな）もう行きたくて行きたくて仕方がなくなり車のナビで距離と時間なんぞ調べたりしては決行の日３月２８日の二日前となったのである．実はそれより３日早く自分の相方は仕事の慰安旅行で沖縄に行っていた．そう，つまり相方は帰ってきて一日あけて再び九州に行くという超ハードなスケジュールだったのである．もうウキウキ気分が抜けないで居る私の前に沖縄から帰ってきた相方は果たして．．．．実はその疲れからだいぶ体調を崩していたのである．え〜っ嘘でしょ？まじ〜？どうにか大丈夫と本人言いつつも顔は死んでいる．が〜ん．結局前々日に泣く泣く旅行会社にキャンセルの電話を入れた私であった．次に行けるのはいつのことやら．くそー絶対に行ってやる！！そのあとむきになってこの本を買ってしまったのは言うまでもない．

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